初めての腎生検

腎生検とは。

 

 「経皮的腎生検検査」といって、血尿または尿蛋白が持続する場合などに行う検査で、これにより、腎臓に関する病気の原因が明らかになり、今後の病状推移を推察することが可能になる。

さらに、最も適した治療法を決めるうえで有用な情報を得ることができる。

 

日本腎臓学会の平成10〜12年の集計によると、

日本では1年間に1万人の人が腎生検を受けているらしい。

その中で、軽い出血などの合併症が2%の割合で生じるようだ。

またここ3年間のデータでは、不幸にも0.007%の割合(30,000人中2人)で亡くなっている人がいるらしい。

 

検査前日にこのような説明受け、同意書にサインした。

 

検査当日、朝から点滴の準備と弾性ストッキングの着用を済ませた。

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ストッキングは、術後まる1日が仰向けで寝たきり(絶対安静)になるため、

エコノミー症候群防止のために看護師から渡された。

 

10時から開始とのことだったけど、10時10分を過ぎてもお呼びがこない。

待つ時間が長くなるといろいろ考えてしまうので、嫁とLINEで会話しながら気を紛らわしてた。

 

さて、時間が来た!

ベッドに横になったまま、オペ室に運ばれる。

まるでドラマの1シーンみたいで思わずニヤけてしまった。

オペ室に着くと、やはりドラマで見たことのあるようなモニターがあり、血圧と脈拍を測る器具を装着されてモニターにピッピッと映し出され、そこでもニヤニヤしてしまった。

うつ伏せになって背中を出し、エコー見るための液状の何かを塗られて冷えっとした。

これも映像がモニターに映し出され、自分の呼吸に合わせて腎臓が上下している様子を見せてもらった。

術中は、背中から針を刺して腎組織を採取するので、医師の指示で呼吸を合わせる必要がある。

だから、いくら怖くても全身麻酔とか眠らせてもらうとかはないんだろうね。

 

ドラマでもあるように、オペの局部だけが見えるように全身を何かで覆われた。

事前に「狭い空間とか大丈夫ですか?」と聞かれていたのはこのことだったんだねと看護師さんに話し掛けたりしていた。

 

このように、かなり精神的にも余裕たっぷりで手術に臨んだ。

 

局所麻酔の注射も思っていたほど痛くなく、ホントに余裕だと思っていた。

予定では、4〜5回採取するはずだった。

しかし1回目の採取が終わったときに状況が変わった。

 

バチンという音と共に腎組織が採取されたようだが、

それと同時に体が冷たくなってきた。

周りの医師や看護師さんにたちも騒がしくなり、どうやら急に血圧が下がってきたらしい。

ああ、俺はこのまま死ぬのかな、などと冷静に考えたりしていたが、結果的にはそんなヤバい状況でもなかったと思う。

血圧を上げる薬を点滴に入れて、回復を待って2回目のバチンを行った。

 

でもやはり血圧は下がってしまい、この2回で終了となってしまった。

 

手も冷たくなっていたので、看護師さんに手を握って貰っていた。

とても温かくて安心できた。

 

しかし、もう二度とやりたくないと思った。

中途半端で終わってまた後日に生検とか本当に勘弁して欲しかったので、

「ホントにその2回の採取で大丈夫ですか?」

と念入りに確認した。

 

採取された腎組織を実際に見せてもらい、医師もこれくらい採れれば大丈夫ですと言っていたのでひとまずは安心できた。

 

なんといっても1番大変なのは術後の安静期間だ。

意識もはっきりしているため、一日中苦痛を味あわなくてはならない。

痛みは全く感じなかったが、体を動かせない状況が本当にツラい。

最初の3時間は足も動かせない。

でも、頭と手は動かせるので、ずっと読書しながら時間が過ぎるのを待った。

しかし尿意が半端なく早いスパンで訪れる。

あまり体を動かせない状況下で、自分だけで尿瓶に尿を入れる作業は最初は難しかったけど、すぐに慣れた。

 

時間が経てば経つほど、針を刺された辺りを保護しているテープが貼られている箇所が痒くなってきた。

酷いところでは、水膨れができてしまったようだ。

しかしこれはどうしようもないので翌日まで我慢した。

どうやら俺は皮膚が弱いらしい。

 

翌朝、医師の診察が終われば体を起こせる予定だったが、9時を過ぎても医師は現れない。

トイレも食事も起き上がれるようになってから自分でやろうと思っていので、お腹はすくし、トイレは行きたくなるし、だけど我慢した。

 

晴れて起き上がれるようになって、今やっとこうして文章が書けるようになった。

でもまだシャワーは3日間は浴びれない。

 

ま、後は検査結果を待つだけだな。

 

おわり

IgA腎症ではなく紫斑病性腎炎の可能性だった

血液検査と尿検査を行ってきた。

 

実は昨日から下腿に紫斑がぶわーっと出てきている。

例の「アナフィラクトイド紫斑」だ。

ここ1ヶ月は大丈夫だったのに。

 

血液検査と尿検査の結果から、腎機能の悪化はしていないだろうとのことだったが、やはり腎生検やってみないとはっきりしないので現状からの治療はできないとのこと。

悪化はしていないけど、たしかに蛋白が検出されているので、やはり腎臓はダメージを負っていると考えられるそうだ。

そのためか、前回処方してもらっていた「ニューロタン 25gm」から、

今回は「ニューロタン50mg」に増量された。

 

ところで、昨日はIgA腎症の疑いと書いたが、よくよく聞いてみると

「紫斑病性腎炎」

である可能性が90%だと言われた。

これはIgA腎症よりもよくないやつだ。

 

腎不全に陥るスピードがIgA腎症よりも2倍くらい早いらしい。

 

もし重症であった場合は、免疫抑制剤で治療されるらしい。

免疫力が弱まるので風邪を引くだけでもヤバいらしい。

 

今のところ、「らしい」ということしか言えないことが多いが、

もう少しこの病気のことを調べてみよう。

 

おわり

命に別状のない持病について

今俺は、命には何ら別状のない病気をいくつか抱えている。
中には病気と言っていいのかわからない症状もある。
逆に、中には進行したら命に係わる病気もあるが、今は表面化していないので問題ない(と思っている)。
全てではないが、それらを治そうという意志はある。
しかしこれを闘病というにはちょっと大げさになるんだよね。
命に係わる病気と闘っている方からすれば、全然たいした話ではないだろう。

 

でもね、どんな病気でも抱えているといろいろと厄介なんだよ。
医療費はかさむし、
通院のために仕事を抜けることは増えるし、
余計な悩みは増えるし。。。
(普段はそこまで悩んだりしないけど、ふとしたときに考えることがある)


俺のスペック。
1975年生まれ男。
これを書いている時点では39歳。
生まれは九州現在関東。
仕事はシステムエンジニア
年収550万くらい?
嫁専業主婦。
可愛い子ども2人。
2DK賃貸アパートに住んでる。
お金はないけど、ごく普通の幸せな家庭を築くことができているんじゃないかと思っている。
いや、マジでお金だけは本気でない。(貯金0)


では、たいしたことのない持病を時系列で挙げていこう。

 

1.アレルギー性鼻炎

これは小さい頃からの持病。
俺が集中力がないのはこのせいだって親父がよく言っていたな。
一応、高校1年生のときに手術を受けている。
まあこのおかげかどうかは知らないけど、今は秋の初め頃から冬にかけて苦しくなる程度で済んでいる。

 

2.いびき

これも小さい頃からの症状。
鼻炎と関係しているのかどうか判らないけど、
俺と一緒の部屋に寝たことのある人から聞いた話だと相当うるさいらしい。
当然嫁からはよく言われる。
夜中に嫁からいきなり鼻を抓まれることがあるし、子どもからもパパうるさいと言われる。。。
酒を飲んだ日はさらにヤバいらしい。
ときどき自分のいびきで目が覚めることもある。
今朝も電車の中でやっちまった。。。
ちなみに、この症状に関して病院に診せたことはないが、
おそらく「無呼吸症候群」だと診断されると思っている。
 

3.薄毛(AGA?)

初めて「髪が薄い」って言われたのは15歳の頃。
中学校時代は坊主だったからか、それまで自覚したことも考えたこともなかった。
高校~大学時代はこれでよくからかわれたし、女の子にモテたいと思っていた青春時代はよく悩んだ。
とはいえ、病的なほど薄毛ってわけでもない。
人と比べて少し少ないだけだ。
39歳になった今も禿げているわけではない。
20代の頃と比べて髪にうねりが出てきてより少なくなっただけだ。
原因は不明。
薄毛に関しての悩みは、あまり髪で遊べない(カッコ付けられない)ことくらいかな。
そんな人はいっぱいいるし、俺より深刻な人もいっぱいいることは当然知っている。
でもそんなの関係ねえ!
俺がカッコ付けたいだけなんだよ。
一応「フィンペシア」なる薬を服用している。
これは「プロペシア」のジェネリック薬品なのだが、
海外から通販で手に入れている。
だって「プロペシア」高いんだもん。
 

4.足が臭い

これはもうしょうがないところがあるよね。
ほとんど誰もが抱えているようなたいしたことのない悩みの1つではないだろうか?
俺の場合、特に冬に臭いがきつくなるようだ。
仕事から帰ると「まず足を洗ってくれ」と嫁に言われる。
可愛い子どもからも「パパの足臭い」と言われる。。。
まあしょうがないよね。年だし。
あ、でも20歳の頃から言われてたっけ。。。(今の嫁に)
自覚症状はもっと前だけどwww
 

5.B型肝炎ウィルスキャリア

これは進行したら命に係わるアカンやつや!
母子感染らしい。
発覚したのは、高校時代に受けた手術のときの採血で判明した。
これは妹と弟も同様で、こいつらは既にB型肝炎を発病して治療している。
母親は肝臓がんにまでなったが、名医の手術を受けてなんとか完治しているらしい。
俺はまだ何にも症状が出ていない。
血液検査の結果を見ても、肝機能に異常なし!
親はいつも俺に「おまえは爆弾を抱えて生きているからそのつもりで注意しときな」というが、俺自身は他の人と何ら変わらない生活を送って楽しんでいる。
発病したときに考えればいいだろう。
ちなみに、嫁には感染していないし子どもにも影響なし。
 

6.イボ(尋常性疣贅)

これが今メインで治そうとしている病気。
2週間に1度の通院だ。
もう20年以上もの付き合いになる。
最初のイボを見付けたのは1992年頃だっただろうか。
主に足の裏と手のひらに発症しており、それも無数に存在する。
最初は足の裏に小さいやつが1つ2つあった程度だが、
ある時期を境にぶわーっと拡がってしまった。
原因は不明。
普通に治療しても全くよくならなかった。
見た目も良くないし、痛みもある。
これは家族に感染する恐れもあるので本当に早く完治させたい。
嫁も子どもも実際に何度かイボを発症し、あの激痛を伴う液体窒素治療も経験している。(可哀そうに。。。)
こいつらは普通に治療すればすぐにイボが消えるからまだいい。(いやよくはないだろ)
俺の場合、様々な治療を行ってきたが、どの治療法も効いていないように思える。
実は、今俺が診せているのは、この(イボの)世界ではかなり有名な医者(研究者)だ。
この病気だけに特化した(たぶん医療従事者用専門の)書籍(14,000円)も出されているお方だ。
この名医に掛かっても症状は全く好転しない。
俺は特異体質である可能性が出てきた。
実はこのブログのメインはこの病気のことになると思う。
ニーズがあれば(グロ注意!!)写真も掲載していく。
 

7.変形性股関節症

これな、2011年頃に自覚症状が出てきた。
あの震災よりも後のことだ。
なんか歩くと股関節辺りが痛いんだよね。
震災の日、会社から家までの長距離を歩いて帰ろうとして、足が動かなくなるまで頑張ったせいか?(たぶん違う)
整形外科に診せたらX線写真を撮られ「60歳くらいの状態だよ」と言われた。
でも今すぐ手術といった状態ではなく、おしり周りの筋肉を付ければ進行を抑えられると言われた。
進行すれば歩けなくなるらしい。
もう物理的に激しく動くことはできなくなってしまった(痛いので激しく動けないのだよ)。
まだ子どもと一緒に走り回ったりしたいんだけどねえ。
この病気の原因は不明。年かな。
 

8.アナフィラクトイド紫斑

2014年5月頃から下腿に赤いポツポツが出るようになったの。
「疲れから出てきたもんだろう。」
「しばらくしたら消えるだろう。」
とかなり楽観的に考えていた。
イボの治療の際に足を出しているのだが、そこで赤い斑点を見付けられ、「アナフィラクトイド紫斑」の疑いを掛けられた。
詳しく検査するため、赤くなった箇所の縦横直径5mm程度の円柱形の肉片を採られた。
その結果、血管に炎症がみられ、やはり「アナフィラクトイド紫斑」だろうと診断された。
この症状の原因については不明だ。
個人的には、通勤時間が2時間半になったことからの疲れが原因じゃないかと思ってそれを医師に伝えたがたぶんスルーされた。
 

9.IgA腎症←New!

「アナフィラクトイド紫斑」と診断されたらすぐに腎臓へのダメージがあるんじゃないかと疑われた。
血液検査と尿検査の結果、血液には炎症の跡がみられ、尿蛋白が出過ぎだということで、やはり腎臓がある程度傷付いている可能性が高いとのこと。
なぜ腎臓にダメージがあるのか。
今一番疑われているのがIgA腎症という病気。
それを特定するには「腎生検」という検査が必要だそうだ。
最悪の場合、腎不全になって透析が必要になるとのこと。。。
2014年8月現在ではまだ腎生検は行っていない。
これには入院が必要だそうで、仕事の都合上なかなか時間が取れないという事情が。。。
9月中旬に入院するかも。
個人的には、「変形性股関節症」が悪化して腎臓を傷付けているんじゃないかと思っている。
だから「IgA腎症」ではたぶんない。
通勤時間が長くなって、ずっと立ちっぱなしか座りっぱなしの状態になるんだけど、たぶんどっちにしてもこれが股関節に悪影響を与えていて(実際どっちもツラい)、
その結果、腎臓を傷付けているんじゃないかと勝手に想像している。


以上が俺が抱えている主な病気だ。
ここでは俺の記憶と想像ベースで書いているので医学的に間違ったことを書いている可能性もある。
ある程度そこは容赦して欲しい。
間違ったことがあれば後で訂正するし、今後はできるだけ資料を見ながらその出典も明記していくつもりだ。

 

しかし。。。俺は結構原因不明の病気を抱えているようだ。
しかも、イボにおいては医者も首を傾げる特異体質の可能性もある。
そのうちさじ投げられたらどうしよう。
と思うが、正直通院はめんどくさいし治療は痛いし何より金が掛かる。
早く解放されたい!

 

今のところ、これらには全く保険が効かないんだぜ?(たぶん)
そりゃ医療費掛かるわなwww
腎生検で入院したら保険降りるかもだけど。


おわり